先日、ミズノのボール回転解析システムMAQ(マキュー)を紹介させて頂いたのですが、新たに解析ボールTechnical Pitch(テクニカルピッチ)が発売されました。MAQは2018年発売予定らしいのですが、こちらは9月25日に販売開始されたみたいです。まずはプロ野球の秋季キャンプで使用し、個人で買えるのは来年の春になりそうですね。
よく似た商品なのでMAQとTechnical Pitchの違いを調べてみました。
Technical Pitch(テクニカルピッチ)とは
Technical Pitchはボールに内蔵された9軸センサーにより送られる投球データを解析し、正確な分析データをスマホで確認できるシステムです。
ボールは硬式球と重量、大きさ、質感も同じみたいなので、いつもと同じ感覚で投げれます。
データとしては、球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さ・時間まで調べることができ、いろいろな視点から投手のデータをとれることができます。
取得データ
回転数:投手が投げてからの回転数を計ります。これにより球の伸びやキレを調べることができます。
回転軸:ボールが水平に対してどの角度で回転しているかを調べます。
球種 :変化球などの球種を判別します。
変化量:ボールの上下左右の変化量を計測します。
腕の振りの強さ・時間:ボールをリリースする際の強さと構えてからリリースするまでの時間を測定
仕様
本体質量:141.7~148.8g
本体外形寸法:22.9cm – 23.5cm
3次元モーションセンサー:角速度センサー(3軸)、加速度センサー(3軸)、地磁気センサー(3軸)
実使用投球回数(常温):約1万球
通信方法:Bluetooth 4.1対応
通信距離:見通しの良い場所で約20m
使用温度範囲:5℃~35℃
バッテリー:普段はスリープ状態になっているが、1m程度投げることでスイッチが入り、スマートフォンとペアリングできる。
バッテリーは充電式ではなく内蔵型になっているみたいですね。
Technical Pitch(テクニカルピッチ)の評価
ミズノのMAQは回転数・回転軸・速度なのに対してTechnical Pitchは回転数・回転軸・速度・球種・変化量・腕の振りの強さと時間と解析できるデータが多いので解析データはテクニカルピッチのほうが良さそうですね。ただテクニカルピッチは充電式ではなく内蔵式の為、電池が無くなってしまえばただのボールになってしまうところがマイナスですかね。ただ実仕様回数が1万球なため、すぐに電池切れとなることはなさそうですけどね。
どの程度の使用頻度で1万球なのかよくわからないので、これからの情報を待ちたいです。それでもMAQ・Technical Pitchのどちらも素晴らしい商品ですね。